バコ国立公園 | BAKO NATIONAL PARK
バコ国立公園のスターは間違いなく大きな鼻に大きなお腹を持つ、熱帯雨林のおどけたテングザルです。でも、このスターにはカニクイザルやシルバーリーフモンキー、オオトカゲ、リス、ヒヨケザルなどの脇役たちがいて、公園内で簡単に見つけることができます。
この役者たちは、驚くほど多種多様な動植物の生命を背景に演じているのです。東南アジアで最も小規模な国立公園内の一つですが、バコにはボルネオ島のほぼ全ての多様な植物が生育しています。そして、素晴らしいことに私たちは日帰りで簡単にこの公園を訪れることができるのです。公園へのアクセスは、クチンからバコ村まで車で37キロ走り、バコ村から公園まで20分のボート移動になります。
でも、そんなに急がなくてもいいのでは?動物キャラクターの全キャストをしっかり見たければ、公園内の電気も水も整備された快適なシャレーで一晩過ごすことをおすすめします。いろんな食べ物や飲み物を提供するカフェテリアもあります。情報センターでは、公園の資源などに関する情報を閲覧することもできます。教育センターは、学校団体やその他の団体客の環境保護教育プログラムを実施するために利用されています。
あなたは、髭を生やしたイノシシを見たことがありますか?宿泊施設付近のビーチかバコのトレイルを歩いているとヒゲイノシシを見ることができるでしょう。人間の旅行者にとても慣れているため、バコの野生動物は、ジャングルの奥地に暮らす彼らの仲間たちに比べると、それほどシャイではありません。そのため、動物を間近で観察したり、素敵な写真を撮るチャンスがたくさんあるでしょう。より深く探求するために公園に長く滞在し、公園ガイドによる夜間ウォークに参加すれば、さらにバコの生物多様性に触れる機会は増えます。

バコ国立公園 | BAKO NATIONAL PARK
鳥類に興味があれば、バコは希少種も含めて190種以上の鳥類に恵まれています。鳥や動物は、バコの様々な地形や植生に合わせた18のトレイル沿いで簡単に見つけることができます。環状のリンタン・トレイルは、ブナ林、フタバガキ林、 泥炭湿地林、マングローブ林、デリケートな崖の草木など、バコのほぼ全ての植生を通ります。テロッ・デリマやテロッ・パク・トレイルには、早朝や夕方にテングザルの森での採餌行動を観察できるポイントもあります。

バコ国立公園 | BAKO NATIONAL PARK
小さな湾、絶壁、砂浜がバコの海岸線を楽しいものにしています。砂っぽい小道を歩くと、小動物すら食べてしまうことで知られる食虫植物を見つけることができます。パンダン・クチルのビーチからは、バコのトレードマーク、何百年にもわたる波食によってできた奇岩「シー・スタック(Sea Stack)」を見ることができます。自然の静けさを楽しみたい方には、ラケイ島がおすすめです。
連絡先: +6 082-370434(ターミナル)、+6 082-248088
地域:クチン省
面積: 2,727 ha
設立年: 1957年
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